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ブックマーク / www.webdoku.jp (3)

  • 「プリキュア5」ファンの冒険行 - 杉江松恋|WEB本の雑誌

    プリキュア シンドローム!〈プリキュア5〉の魂を生んだ25人【描き下ろしポストカード3枚付き】』 加藤レイズナ 幻冬舎 5,180円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub HMV&BOOKS honto これは2つのことについて書かれただ。 1つは、はっきりとした形を持たない断片の集合体が、複数回の化学変化を経て、表情さえ伴ったイメージへと成長していく過程である。多くの人の意志が、その中では触媒として作用している。どの過程、どの作用が欠けても、現在知られている形のイメージには結節しなかったはずだ、という思いが著者にはある。全てを! 全てを! という追求の叫びが横溢したなのだ。 もう1つは、絶え間なく進んでいく時の流れの中で、ある一時期だけを切り取りたい、という熱望である。その特定の期間に起きた魔法の正体を知りたくて、著者は時間の流れを遡るという冒険行に出かけたのだ

    「プリキュア5」ファンの冒険行 - 杉江松恋|WEB本の雑誌
  • ロリコン塾講師の誠実な小説『ロンリー・コンバット!』 - 杉江松恋|WEB本の雑誌

    あの日向まさみちが小説家として復活、という報を受け、正直驚いた。 『格推理委員会』(角川文庫)で第1回ボイルドエッグズ新人賞を受賞してデビュー、という出発点には読者としてお付き合いしたものの、その後はさっぱりご無沙汰していたからだ。新刊『ロンリー・コンバット!』の巻末にある来歴を見ると、『格推理委員会』上梓当時は京都府立大学文学部に在籍していた、とある。学生だったのか。来歴をもっと読むと、その後大学を中退して塾講師となり、さらに職を辞した後同志社大学商学部に入学したとのことである。いろいろあったのだなあ、と思う。その間著作は1冊もなく、『ロンリー・コンバット!』が7年ぶりの書き下ろしだ。いろいろあったのだなあ。 前作は、申し訳ないのだが肌に合わなかった。書評はやっていないが、『このミステリーがすごい! 2005年版』(宝島社)で藤田香織氏と対談をしたときに採り上げ、構成を批判した記憶が

    ロリコン塾講師の誠実な小説『ロンリー・コンバット!』 - 杉江松恋|WEB本の雑誌
  • 津山三十人殺しの新たな「真相」 - 杉江松恋|WEB本の雑誌

    津山三十人殺し。 まがまがしい言葉だが、ミステリーファンには非常になじみが深い。言うまでもなく、横溝正史が『八つ墓村』(角川文庫)の着想を、この実在する事件から採ったといわれているからだ。この他にも西村望『丑三つの村』(徳間文庫)や岩井志麻子『夜啼きの森』(角川ホラー文庫)など、この事件を題材とした、あるいはヒントを得た作品は多い。 人口百人余の集落で、その三分の一の命が一夜にして奪われるという大惨事だ。犯人は都井睦雄というたった一人の青年。その一人が、頭に二個、胸に一個を装備した懐中電灯を照明とし、日刀と猟銃で武装して、次々に住民の命を奪っていったのだ。凶行のあと、彼は山に入って自決した。 だが、この事件の真相は完全に解明されたと言いがたい。事件が起きた1938(昭和13)年5月は、日が国を挙げて戦争へと邁進していく時期だったということが災いしているのだ。すでに犯人が自決してしまった

    津山三十人殺しの新たな「真相」 - 杉江松恋|WEB本の雑誌
    makaronisan
    makaronisan 2011/02/11
    津山事件本ワンクリック余裕でした。届くの楽しみ。
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