ICの設計技術に関連した国際学会/展示会であるDesign Automation Conference(略称DAC)。51回目のDACが2014年6月1日~5日に米国のサンフランシスコで開催された(日経テクノロジーオンライン関連ページ)。デジタル家電用ICを日本の半導体メーカーや機器メーカーが盛んに開発したころには、日本からも多数のエンジニアがDACに来場していた。 当時はアジアのIC設計者の代表と言えば、日本メーカーだった。例えば、EDAベンダーがDACに併催する形で開くユーザー講演会。米国、欧州、アジアからそれぞれ1社の設計者がユーザー講演することは多い。アジアのユーザーは、大抵、日本企業だった。しかし、数年前から、アジアの代表の座は韓国Samsung Electronicsが占めるようになっている。51st DACでも、そうした場面に何回か出くわした。 Samsungは、今年のDAC