同社は従来からHDMIの映像/音声信号を無線伝送するチップセットを開発しているが、今回発表された第2世代「ZeroWire」の特徴は、従来JPEG2000を使っていた映像圧縮を、H.264で行なっていること。また、無線伝送システム部分のも様々な工夫を施しており、伝送安定性を向上させたほか、従来必要だった外部アンテナも内蔵可能としている。 HDMIはバージョン1.3aに対応。映像は480i/p、720p、1080i(50/60fps)、1080p(24/56/30/60fps)に対応。HDMI CECによるコントロール信号も伝送できる。 「ZeroWire」のチップセットは、送受信を担当する「TCZ7200」と、DACやADC、メモリコン・トローラーなどを備えたベースバンドの「TZB7200」の2チップから構成される。発表会ではこれに、H.264のコーデックなどを加えたリファレンス・ボードも