視覚心理物理実験や神経生理実験、画像評価実験では画像を正しく表示することが重要である。正しくと言うのは、計画通りの色と輝度をコンピューターディスプレイに表示することである。それには、画面の測光と、少しややこしい計算が必要となる。この測定と計算の作業をまとめて、ディスプレイのキャリブレーション、測光、色校正などと呼ぶ。本ドキュメントでは、ディスプレイを用いた際のキャリブレーションの手続きについて説明する。 ここでは一般的なwindowsパソコンとディスプレイを用いることを前提に説明する。 キャリブレーションの計算は、以下の二つの手続きから成り立っている。 (1) パソコンに入力する値とディスプレイに出る輝度との対応づけ。(ガンマ補正と呼ぶことも) (2) 目的の色度・輝度をもつ中間色を呈示するために、R, G, Bの光をどんな強さで混ぜるかを求める計算。 名称の定義: Digit(ディジット