ジェンダーとメディア・ブログのエントリ。 最後に、最近の女性学会では、男性学者ばかり前に出てくることについても一言言いたい。2002年のポルノグラフィーについての議論のときも男性学者ばかりをパネリストに上げていておかしいと主張したが、なんだか、常に男学者がしゃしゃりでてくるような土壌になったようだ。『論座』や『世界』などがジェンダーバッシングを取り上げる際も、男の学者を起用するようになった。 男の学者に「退却戦略は有効か?」などと女の代理であるかのような顔をしてほしくない。女たちは一体どこに退却したのか。女が退却したことと、女性学の威圧、自粛要請は深く関係していそうだ。女が退却して男女の権力関係の変革は望めるというのだろうか。そのような方略があればぜひ聞きたい。 妥協策であったはずの男も女も共に参画という国の「男女共同参画」政策だが、女性学の現状をみると、誘導されたか、自主的な戦略だったの