研究室を出て右側にある階段を登っていくと屋上に出るドアがある。 そこで首を吊れないかと何ヶ月か考えて続けている。 一人暮らしのボロアパートで使っている洗濯ひもがちょうどいいと思っている。 どう結べばほどけないか、どうすれば確実に締まるのか、毎日考え続けている。 友達いない。彼女いない。研究も上手くいかない。留年が決まっている。就活もできない。論文書けない。何を糧に生きていけばいいのか。日銭も稼げない。奨学金で毎日をやり過ごす。気分転換も何もない。 ただ存在しているだけ。 本当に虚しい。死にたい。 追記させていただきます。当方、博士課程で数学をやっている男。それだけ。