前回「最初に聴いてほしいジャズ1枚目とは？（俺ジャズ入門その2）」からシリーズのこの記事である。 （前回までのあらすじ） 1.ことジャズに限っては、世間で名盤と言われているものから始めると、ほぼ必ず失敗する。 2.ジャズは聴くのに耳慣れと鍛錬が必要。"最高傑作"を100回聴いても習熟不可能。 3.とりあえずグレンミラーから始めろ ということだった。ついて来てくれていると勝手に信じて次へ行きたいが、一応念のためグレンミラーでたくさん曲が入ってるCDを買ってしまった人にアドバイス。正直このレッスンで必須曲といえば、 「イン・ザ・ムード」「ムーンライト・セレナーデ」「アメリカン・パトロール」「茶色の小瓶」「真珠の首飾り」この5曲だけでも良し！とりあえず前回YouTube紹介しなかった残りの曲を紹介。 早速オリジナルバンドじゃない方を公開していますが、純粋に曲を聴いてほしいのでこれでも十分。 さて

先日の記事「今度こそジャズを諦めたくない人の・・・」の続き。ああそうだ、まだ最初に聴いちゃいけないジャズCDがありました。 永遠のジャズコレクション、CD全10巻！みたいなやつ　どうせ全部聴かない。別にめんどくさいジャズファンみたいに、”10枚のオムニバスなんかより1枚のCDを10回聴け”、みたいなことを言うつもりもないが、実際にこの手のの10枚組だとか4枚組ですら、通して聴くほど時間も取れないし、集中力も続かない。それにどの曲が誰のどうなのかさっぱりわからないままになること必定。少なくとも最初の1枚としてチョイスすべきでない。 聴きやすい・・・の罠。 別にこのレコードをけなすつもりは（昔は馬鹿にしていたが）全然ありませんが、有名なくせに実は結構通好みのこのレコードは、何だかちょっと洒落たジャケットと地味なピアノのおかげで、特にここ日本では名盤扱いされ人気盤となっている。だけどこれをジャズ