「俺ってこの程度なんだ…」 定員割れの県立高校二次募集でも不合格 学習障害の少年に突き付けられた厳しい現実 〈高校でも一緒に・定員内不合格を考える1〉 2019年3月、張り出された県立高校二次募集の合格発表に宮城飛河(ひゅうが)さん(16)=沖縄市=の番号はなかった。学習障がいがあり、頑張っても思うように点数は上がらない。同級生のほとんどが進学し「中卒では就職も厳しい」と言われるプレッシャーの中、不安を押し殺して努力を続けてきた。受験した高校は定員割れをしていた。空席があるのに入学は認められず「おれってこの程度なんだ」との言葉が口をついた。 知的障がいの仲村さん、再び不合格 高校受験 家族「学力選抜での不合格は差別」 発達障がいと診断されたのは4、5歳の頃。多動で部屋から飛び出したり、パニックを起こしたりしたというが、幼稚園のアルバムはどのページも、他の子どもたちに囲まれ笑顔で活動する姿が