皆さん、「ねぎま鍋」をご存じですか? “ねぎま”というと焼き鳥を想像する方が多いと思うのですが、このねぎま鍋とは「葱(ネギ)」と「鮪(マグロ)」からきているもの。漢字で書くと「葱鮪鍋」、マグロの脂から出るうま味がつゆに溶け、そのうま味を吸ったネギを頬張る……。もう、とろけます。今回はめんつゆを使ってパパッと簡単に仕上げちゃいましょう。ご飯もお酒もすすみますよ~。 マグロは手軽な刺身用のサク(またはぶつ切り)を使うのですが、選ぶ際のポイントは、「筋が多く脂がのっている」こと。筋が多い部分はかたくて刺身にしても食べづらく、お安くなることが多いんです。 でも、「かたいって言っているマグロの筋、鍋に使って食べる時には気にならないの?」と思いますよね。はい! マグロの筋、主成分はコラーゲンやタンパク質なので、熱を加えると溶けて甘みが増してうま味になります。「ねぎま鍋」に向いているのは筋が多い脂のある