本館側エントランスから入るとすぐに目に入るジュエリーコーナー。婦人向けと見まがう色合いの商品から、ドクロなどをモチーフにしたものまで様々だ 前述した「アイテム指向」は、同館のマーチャンダイジングの大きな特徴になっている。従来は1階に若い人をターゲットにしたブランドや商品を配置し、2階はフレッシュマンから50歳代に至るすべての世代向けのトラッド系ブランド、3階と5階は一流ブランドなどが軒を並べる「特選ゾーン」という具合であった。現在では世代や価格帯、ブランドによってではなく、アイテム別、目的別にフロアを区切る構成になっている。 「以前は顧客を年齢別、世代別に分けて考えており、その顧客に対して商品のグレードや価格帯を掛け合わせる形で商品を構成していました。当店は40〜50歳代、60歳代までを含めた『アダルトミドル』と呼ばれる世代に顧客層のウエートがかかっていました。しかし新生メンズ館をスター