授賞式のスピーチでタマネギを掲げる今井真介さん=米マサチューセッツ州のハーバード大学、行方史郎撮影授賞式でマウスの姿をして登場した共同研究者らとともに会場に手を振る新見正則さん(中央)=米マサチューセッツ州のハーバード大学、行方史郎撮影イグ・ノーベル賞の日本人受賞者 【ケンブリッジ〈米マサチューセッツ州〉=行方史郎】人々を笑わせ、考えさせる研究や業績に贈る今年の「イグ・ノーベル賞」の発表が12日、米ハーバード大であった。日本人研究者が「医学賞」と「化学賞」を受賞した。日本人の受賞は7年連続。 トピックス「イグ・ノーベル賞」 医学賞を受賞したのは帝京大医学部の新見正則准教授(54)ら。マウスの腹に別の心臓を移植すると、その心臓は免疫の拒絶反応で8日後には鼓動が止まる。ところが手術後にオペラ「椿姫」を聴かせ続けると、平均26・5日、最長約100日間も心臓が動き続けた。モーツァルトの音楽でも