『産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK』 出なかったり出すぎたり、足りなかったり飲んでくれなかったり。赤ちゃんに栄養を与える“授乳”には何かと苦労話がつきものだが、それと同じくらい、根拠のないトンデモ理論も広まっている。 「母乳じゃないと、愛情不足になる」「粉ミルクのほうが栄養バランスがいい」といった優劣を競うものや、「高カロリー食が母乳に反映されて赤ちゃんが太る」「アルコールを飲むと乳が発酵して腐る」系の母親に節制を強いるもの、さらには「哺乳類なんだから、頑張れば母乳は絶対出る」「母乳の赤ちゃんのほうが目が輝いている」という意味不明なものまで、いくらでも出てくるのだ。 そんな中、母乳派でも粉ミルク派でもなく、あくまで中立な立場からの情報をまとめたという授乳ガイドブック『産婦人科医ママと小児科医ママのらくちん授乳BOOK』(メタモル出版/宋美玄・森戸やすみ著)が出版された。