高大連携に於ける「本人の希望優先」という進路指導方針について 2012年11月08日 1)まず、第一前提は、「本人の希望」(厳密には「本人の意志」)を無視して、進路指導などできないということ。これに反対する者など誰もいない。 2)問題は、この「本人の希望」という言葉は、“最初に”本人が何を考えているのか(今後、この本人の希望を〈希望1〉と呼びます)、と、“最終的には”何を希望するのか(今後、この本人の希望を〈希望2〉と呼びます)という紆余曲折のプロセスを覆い隠してしまうということ。 3)〈希望1〉と〈希望2〉との間に入るのが〈進路指導〉。“最初に”本人が考えていたことが、“最終的には”どうなるのか、それが変わろうが変わらないままであろうが、いずれにしても、「本人の希望」とは、3年間にわたる〈進路指導〉の結果だということ。 4)この場合、進路指導は(大まかに言えば)2種類ある。 5)一つは、