イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘が停戦してから26日で1年となりますが、大きな被害を受けたガザ地区の再建はほとんど進んでおらず、国際社会は、このままでは再び政情が不安定化しかねないと懸念を強めています。 双方が停戦で合意して26日で1年となりますが、大きな被害を受けたガザ地区では破壊された住宅や生活インフラの再建が大幅に遅れており、今も10万人が自宅を離れ、親戚の家や仮設住宅での避難生活を強いられています。 双方は停戦後、イスラエルによるガザ地区の経済封鎖の解除に向けて間接的な協議を進めることになっていましたが、封鎖は部分的に緩和されたものの継続されており、再建が遅れる最大の要因となっています。 国連の最新の調査ではガザ地区の1歳未満の乳児の死亡率が50年ぶりに上昇傾向に転じ、保健・健康状況の悪化が懸念されているほか、世界銀行の統計で失業率が世界最悪の44%に上り、とりわけ若