米MicrosoftのHyper-Vユーザーはバックアップとリカバリに関して、米VMwareのユーザーと共通の難題を抱えている。それは、バックアップ作業でリソースが大量に消費されてしまうことだ。20台程度の物理サーバを仮想化し、1台の物理サーバに集約した場合、多くのアプリケーションは快調に動くが、そうでないアプリケーションが1つある。それがデータバックアップだ。バックアップは非常にI/O負荷の高い処理であり、サーバのCPU、メモリ、I/Oリソースを酷使する。このため、数台の仮想マシン(VM)を一度にバックアップすると、リソース不足によるトラブルが発生しがちだ。 こうしたVMのバックアップを適切に行うコツの1つは、VMのレベルではなく、Hyper-Vのレベルでバックアップを行うことだ。Hyper-Vのレベルで動作するバックアップアプリケーションは、Hyper-Vのアーキテクチャを認識し、それ