リベリアの首都モンロビア(Monrovia)に国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres)が設置した病院で、エボラウイルスに汚染された区画に防護服を着て立つスタッフ(2014年9月7日撮影)。(c)AFP/DOMINIQUE FAGET 【9月8日 AFP】化学防護服に身を包んだ医療スタッフが、亡くなったときに身重だったファティマ・ヤケマさんの体を無造作に持ち上げ、袋に入れてチャックを閉めると、エボラ出血熱の史上最悪の流行による犠牲者の遺体袋がまた一つ増えた。ヤケマさんの人生を振り返る間も、残されたであろう家族のことを思う間もなく、赤十字(Red Cross)のチームはヤケマさんが触った可能性がある物すべてを殺菌消毒し、次の家へと移動する。 リベリアの首都モンロビア(Monrovia)郊外の集落、バンジョール(Banjor)のある住民はヤケマさんについて「まだ20歳で