安い振込手数料が評判だったイーバンク銀行が2010年2月1日から、振込(送金)手数料の有料化に踏み切る。イーバンク銀行同士の口座の振り込みであれば手数料は無料だったが、1件あたり50円が必要になる。経営不振で楽天グループに傘下入りした同行だが、楽天主導のテコ入れ策とみられる。 振込手数料、他行よりはまだ低い イーバンク銀行は、ネットオークションやネットショッピングなどの決済サービスを収益源としてきただけに、振込手数料は「生命線」ともいえる。頻繁に商品を売買するのであれば、イーバンク同士で口座を持つことで決済コストはかからない。このメリットは大きい。 振込手数料の有料化について、イーバンク銀行は「これまで以上に便利に使ってもらい、親密な取引を続けてもらうためにも、安定収益の確保が必要だ」と理解を求める。 同行の振込手数料は現在、イーバンク同士であれば「無料」。これが2010年2月から有料化さ