携帯電話の売り場には、「スマートフォン0円」の文字が大きく躍る=東京都千代田区の「ビックカメラ有楽町店」(写真:フジサンケイビジネスアイ) スマートフォン(高機能携帯電話)の端末価格が、連休商戦を機に「実質0円」時代に突入した。他社からの乗り換えを狙った割引サービスだけでなく、新規契約でも0円が珍しくなくなった。スマホへの移行が急速に進む中、少しでも多くの利用者を囲い込みたい携帯電話各社が“出血大サービス”を展開している格好だが、各社の販促費の負担増が利用料金に跳ね返ってくる懸念も強まっている。 [フォト] スマホやカーナビを滅ぼす技術? SF映画のようなAR眼鏡 「実質0円の端末があってもいい」。NTTドコモの山田隆持社長は4月27日の決算発表会で、スマホ端末の価格競争に意欲をみせた。現在、ドコモのスマホの端末価格は実質2万〜2万5000円。しかし他社に比べて割高なため、1万〜1万5