「夜回り」という行為をご存知でしょうか。夜な夜なマスメディアの記者が、警察幹部の自宅を訪れて質問をしたり、情報のウラ取りをおこなう行為のことをいいます。このような警察による捜査情報の漏洩は公務員法に抵触する違法行為でありこの「夜の情報漏洩」が常態化しているのであればこの情報ダダ漏れの実態解明を急ぎ、しかるべき対応が必要です。 ガジェット通信は、警察庁長官がこの夜回りの問題にどのような考えを持ち、今後どうやってこの違法状態を改善していくつもりなのかを知るため、質問状を送付させていただきました。しかしその回答は、違法行為の責任を他者へ転嫁する大変残念なものでした。以下、3回に及ぶ質問とそれに対する3回の回答を掲載します。 ●1回目の質問 最初の質問は2012年4月24日に警察庁長官である片桐裕氏宛に文書郵送。「夜回り」に対する警察としての見解と今後どのような対応をとっていくのかという点について