2019年11月20日のブックマーク (1件)

  • 自己責任論と共感性 - 京太郎のブログ

    1.「優しい」自己責任論 2.寄付の物語 3.物語とナショナリズム 1.「優しい」自己責任論 現在の世論の中には、貧困問題や性被害の問題などは個人が解決すべき問題であるから社会全体の問題にするべきではないとするような自己責任論が存在している。 例えば、2000年代においては生活保護受給者に激しいバッシングが寄せられ、税金制度は実質罰金制度であるという論調が盛んであった。貧困を抱える連中は、貧困を避けられたはずなのに何もしなかったのが悪いのであって社会が生活保護などの社会保障を提供するという特別扱いをするべきではないという論理が広がっていた。 そうした論理の前提にあるのは、危険やリスクは事前に予測することが可能なのだから自分で対処すべきものだという考えである。障碍者が生まれながら抱えるハンデキャップも、貧困家庭の環境も、周囲の人間関係も自分で対処可能であるし対処できて当然だとする考えのことで

    自己責任論と共感性 - 京太郎のブログ
    makunegao
    makunegao 2019/11/20
    無名(エニイワン)の議論を思い出す。「共感と物語性」の議論に、有名(ナンバーワン)や特別な人(オンリーワン)になろうとすることの危うさや、支配欲や自己顕示欲、そして承認される欲望の論点が加わると、どうなるか。