花文字とは数学でしばしば用いられる書体で, 旧ドイツ文字の筆記体とでもいった感じの文字である.(下図の R ) これは AMS フォントのオイラーフラクトール (\mathfrak{}として利用) やカリグラフィック (\mathcal{} として利用) とは一風変わっている. 確率論や測度論等でしばしば見受けられる書体である. 以下に設定の履歴を簡単に示します. ※最近の teTeX パッケージ(及びそれをベースにしたアスキー pTeX)には, ここで紹介しているフォントとスタイルファイルが標準で含まれているようです. (1) フォントの入手 CTAN の fonts に rsfs というディレクトリ があるので,その下のファイル群(*.mf等)を入手する. (2) スタイルファイルと FD ファイルの作成 花文字を利用するマクロとして \mathscrを用意するためスタイルファイル