【2011年9月26日 名古屋大学/CERN/Nature News】 日欧を中心とする国際研究グループの実験で、スイス〜イタリア間で発射されたニュートリノのスピードが光速を超えるという測定結果が出た。現代物理学の前提となる理論では光より速いものはないとされており、また天文学上の観測結果とも食い違うために、困惑した研究者らは学界をあげての精査を行っていく構えだ。 CERNからLNGSまでニュートリノが発射される地形のイメージ。クリックで拡大(提供:CERN) 23日にCERNで行われた発表説明会には大勢の人が集まり、熱心に聴き入った。この模様は下記〈関連リンク〉より動画を視聴できる。クリックで拡大(提供:CERN) スイス・ジュネーヴ郊外の欧州原子核研究機構(CERN)で行われているニュートリノ(素粒子の一種)に関する実験で、730km離れた伊・グラン・サッソ国立研究所(LNGS)の検出器