オフコンの代名詞ともいわれるIBM i (AS/400)。1988年の提供開始以来、その高い性能から基幹システムをはじめとする企業のIT基盤に広く利用されている。 その一方、運用に課題を抱えている企業も少なくない。その最たるものが、技術継承の問題だ。シリーズ登場から27年が経過し、保守・運用を担当する技術者が高齢化しているのだ。誰も仕様が分からないため、不具合対処や改修ができない。オープン系に移行したいが、現状調査だけで莫大な見積額となり手がつけられない――こんなリスクが目の前に迫りつつある。 リスク回避のため、まずやるべきことは「資産の見える化」である。「現行のシステムがどうなっているか」「改修のためにどこをどう変更すればいいか」を把握することだ。 それを可能にするのが、第一コンピュータリソース(以下、DCR)が提供する自動解析/再設計ツール「X-Analysis」である。AS/400が