世界の子供たちを相手に 「おジャ魔女どれみ」や「デジモン」シリーズなど、最近の東映アニメーションを代表するアニメの数々を担当してきた。 福井県出身。児童文学や漫画を読みふけっていた少女は、小学5年生の時に「映画の世界で生きていく」と決めた。「テレビで『エデンの東』を見ていた母親が初めて泣くのを見たんです。映画の力ってすごい、と感動しました」 大学でシナリオ研究会に入ったのがきっかけで、先輩の脚本家の目にとまり、子ども向け特撮ドラマの脚本を書いた。「当時、映画会社は4年制大学卒の採用はしていなかったし、まして地方出身の女性なんて。映像の世界に入って行くには、この道しかないと思っていました」 東映動画(現・東映アニメーション)でアルバイトとして働き始め、事務のかたわら、ひたすら漫画を読んでアニメ番組の企画書を書き続けた。そして、同社初の女性プロデューサーとして世に送り出したのが「ママレード・ボ