やりたいことがたくさんある。 僕はスケキヨのマスクを使う機会をずっと待っていた。 今日がその日だった。 僕は僕のやりたいことがよくわからない。 でも実際にやってみると、何がやりたかったのか分かることがある。 東京に戻ってきた友達のＳ君と二人で写真を撮った。 僕たちはずっと笑っていた。 変なことが好きな友達がいてよかったと思う。 こういうことは、一人だと上手く出来ない。 かっこよくなくてもよいし、上手じゃなくてもいいと思う。 面白そうなことを、考えたり、想像したりするのが、僕は好きだ。 実際に行動してみると、新しい考えが生まれたりすることは、もっと好きだった。 Ｓ君は「東京に戻ってきてよかった」と言った。 その一言だけで、やってよかったなあと思った。 あたりまえの日常に血まみれのスケキヨがいたら面白いなと思っていた。 こうして写真を撮ってみて、やっぱり面白いと思った。 タオルでは血糊が落ちな

PizzaHut×HatenaBlogの特別お題『ピザが食べたい』で、優秀賞を頂きました。 blog.hatenablog.com 選考に携わった皆様、ありがとうございました。 とても嬉しいです。 読んでくださった皆様、スターをくださった皆様、ありがとうございました。 1mgでも何かを感じて頂けていたら、それはとてもよいことだなあと思います。 会社から帰宅し、ブログのメニューを覗いてみますと、hatenablogさんから言及されました、というなんだかよく分からない通知が届いており、「何かが起きているということだけが分かる」というへんてこな気持ちになり、色々見てみましたら、結果発表に自分の名前を発見しまして、わなわなとなり、しばらく目を閉じて坂本龍一氏の演奏する戦場のメリークリスマスなどを聞きました。ひとりっきりの暗い部屋に、美しいピアノの旋律が静かに満ちていく空間は、劇的過ぎて少し面白かっ

化石というのは、昔の生き物がなんらかの原因によって地層に閉じ込められてしまったもので、長い年月を経て遺骸の多くは肉を失い、骨だけになって、地の底に眠っているのだけれど、思い出と思い出の間に閉じ込められた言葉も、そんな風に時々死んでしまう、死んだ言葉はやっぱり肉体を失って、意味すらも不明になってしまって、それでも骨だけはなんとなく残っていて化石になっている、偶然なにかのきっかけで、ことばの化石が記憶の表層に姿を表わすことがあって、とても不思議な気持ちになるんだけど、シャディーのサラダ館の話です。 働いている時に、お世話になっている先輩が相棒で、何か話したいけれど特に話すべき話題もない、記憶の野っぱらを歩き回って何か活きのよい話はないものかと周囲を見渡すと、なにやら怪しげな地層が見えている、近づいてみると、どうやら化石が埋まっているようで、腰に吊るした小さな鞄からハケやノミを取り出して発掘する