韓国政府は、野田総理大臣が竹島の問題を平和的に解決することを目指してイ・ミョンバク大統領に送った親書を送り返すことを決めました。 これは、外交儀礼上、異例の対応です。 韓国のイ・ミョンバク大統領が竹島に上陸したことを受けて、野田総理大臣は、今月17日、大統領に親書を送りました。 親書で、野田総理大臣は、大統領の竹島上陸や日韓関係を巡るさまざまな発言に対して遺憾の意を表明したうえで、竹島問題を国際法にのっとって平和的に解決するための提案をすることを伝え、日韓関係の大局に立って慎重な対応をするよう求めました。 これに対して、韓国政府は、親書への対応を検討してきましたが、22日、日本側に送り返すことを決めました。 これは、外交儀礼上、異例の対応で、送り返すのは今週中、早ければ23日になるということです。 そうした対応の理由について、韓国政府の関係者はNHKに対し、「親書の内容に事実関係の誤りがあ