長いこと車を走らせ、じいじが川遊びへと連れていってくれた。水源に近い山奥の、水の綺麗なところだ。 川のほとりにテントを張り、水着に着替えると、私たちはさっそく川へと向かった。さすがは夏休み。辺りは子供連れの家族で溢れかえっていた。 そこには自然の穏やかな河川と共に、人工的に整備されたプールもあった。石造りのウォータースライダーも設置されており、その前には子供たちが列を作っていた。 娘はその楽しげな様子を眺め、興奮した面持ちを浮かべていた。ただ、いきなりスライダーだと怖いだろうと思い、まずは奥にある浅瀬のプールに入りに行った。 水に足をつけると、娘はすぐに水温に慣れたのか、キャッキャと水しぶきを上げ、はしゃぎ始めた。ひとりでグイグイと進み、早くも別のエリアへと行きたがった。 次は娘の足がつかないところに行ってみた。娘にはエアージャケットをつけており、水に浮くようにしている。しかし手を離すと、
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