気分を良くさせることもあれば、頭を痛くさせることもある。健康をもたらすこともあれば、体をむしばむこともある。人はそれを飲むことだけでなく、それに呑まれることもある・・・。人間にとってお酒とは、このように様々な二面性を持つ存在だ。 お酒に含まれるアルコールが、人に“酔う”などの影響を与えることは、あまりによく知られていることだ。しかし、なぜアルコールが人にとって様々な二面性を持つのか、その仕組みや実態まで詳しくはあまり知られていない。 日本での飲酒人口は7000万人とも言われる。多くの人にとって身近な物質「アルコール」に目を向けて、体への影響を整理しておくのもよさそうだ。 そこで今回は、東京都目黒区にある洗足メンタルクリニックの重盛憲司氏に、アルコールの話を聞くことにした。重盛氏は、国立久里浜病院で長らくアルコール依存症などの治療に携わってきた。精神科医としてだけでなく、アルコール全般への見
![「お酒の前に牛乳」は効果があるのか? 「酒と体」の本当のところ(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3dc1d40cbb8555dc41c3c2cc5b765f583ccbdca5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2F0%2F1200mw%2Fimg_70a12e75d9dd44e56c5bae2858d3063926365.jpg)