2015年8月18日のブックマーク (2件)

  • 銭湯が消える日

    数日前の夕方のことだ。暑い部屋でパソコンの作業をいったん切り上げ、汗を流しに銭湯に行ってこようと、自転車に乗って郷通りから菊坂を下りて行った。600メートルぐらい入ったところにあるのは、僕の最寄りの銭湯、菊水湯。狭い路地の角に佇み、裏に煙突が高くそびえている。昔この界隈に住んでいた樋口一葉も通っていたという。 破風作りの玄関で二人のおばあちゃんたちが小さい声で立ち話をしている。口調からすると何か慌てているようだ。ふと、傘入れに貼ってあった告知を見た。 「閉店のお知らせ。長い間みなさまには大変お世話になりましたが、建物・設備機械の老朽化と経費高騰・お客様の減少に伴い、店主の疲労のため、九月三十日をもちまして閉店することになりました」 菊水湯ついに来たか・・・湯船に浸かりながら、剥け始めている富士山のペンキ絵を眺め、「私も9月いっぱいで日を離れようかな」とまで考えを巡らせた。国から離れなく

    銭湯が消える日
  • 地方は「好き嫌い」で物事を決めすぎる

    今回は、地方活性化の障害になる「トンデモ意思決定」(ひどい意思決定)がなぜ起きるのかについて、考えてみたいと思います。 この連載では、毎回のように地域活性化における問題点をとりあげていますが、中でも活性化の成否を決める意思決定にかかわる問題は、非常に重要です。 しかし、「なぜ地方は厳しい現実を直視できないのか」でも触れたとおり、実態は、人が減少しているのにもかかわらず、実効性のないバラ色の計画が平気で立てられていたりします。 また、巨大な商業再開発を行ったり、財政が厳しいといいながら豪華な庁舎を建て替えたり、交付金でプレミアム商品券を配ったら東京資のチェーン店に流れて終わったり・・。このように、後からみれば「なんでこんなひどい計画を」と思えるような馬鹿げた話が多発しています。 誤った意思決定には、必ず「好き嫌い」がある もちろん、新国立競技場のケースでもわかるとおり、こうしたトンデモ意思

    地方は「好き嫌い」で物事を決めすぎる
    mamezou_plus2
    mamezou_plus2 2015/08/18
    東京も一地方なのですが…。