1.まず政治家や官僚などが、海外動向を見て「日本も負けてはならじ」と走り出す。 2.しかし、政治家も官僚も十分な知識がないため、的確に注文をつけたり、指導力を発揮したりすることができない。 3.司令塔が不在のまま、自治体やメーカー任せになる。各省庁もばらばらに進めるので、官庁ごとのシステムが温存される。長年続く省庁間の縦割りの壁が、デジタルでも続く。 4.政治家などが思いつきで注文をつけ、開発などの現場をいっそう混乱させる。 こうして時間が過ぎる間に、デジタル化が遅れていく。 使い手への配慮不足もある。 多くの人々が使うということは、どんな使われ方をされるかわからないということだ。そのために製造業やIT業界では、「fool proof(フール・プルーフ)」が重視される。間違った使い方ができないように設計することで、日本では、「ポカよけ」とか「バカよけ」と言われたりする。 例えば、今回、自治
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