今回は一簣之功(いっきのこう)です。 ものごとは最後の最後までやらないと終わらない、最後の踏ん張りなどを意味します。 大きな工事をするにしても、最後の仕上げまできちんと完成させないと終わらない、ということです。 へー、なるほど。 簣(もっこ)は土を運ぶ道具です。 ああ、昔の工事とかで使うやつね。最後の一簣(いっき)までしっかりやりなさいってことね。 そうです。そうしないと意味が無いよ、ってことです。 この話の出典は「書経」ですが、 直接 一簣之功 とは書いていません。 出典は「王守仁全集」でした。 「書経」じゃ間違いなの? いや、そっちで覚えてください。「王守仁全集」はついでに覚える感じでいいです。