国内のニホンウナギ稚魚(シラスウナギ)採捕量が過去最低となる可能性が高まってきた。水産庁がまとめた2019年漁期(18年11月~19年10月)の3月末時点の国内採捕量は3トン未満とみられ、極端な不漁となっている。採捕シーズンは例年4月にほぼ終わるため、このまま回復しなければ過去最低だった13年の5・2トンをさらに下回る記録的な凶漁となる。 シラスウナギの採捕量は減少傾向にあり、ピークだった1963年の232トンと比べると、2018年は96%減の8・9トンまで落ち込んでいる。前期は春に採捕量が上向いたが「今期は中国、台湾で採捕量が増えたという話は聞いていないため、日本だけ採捕量が回復する見込みは薄い」という。 なお、実際のニホンウナギ生産量に大きく影響する3月末までの池入れ実績(養殖池に入れた稚魚の量)は前年同期比25・6%増の13・7トン。ほとんどが香港経由の輸入物という。直近の発表だと、
昨年の訪日外国人数は過去最多の3199万人だったが、日本人の海外旅行者数も微増(6%増)ながら1895万4000人(日本政府観光局)で過去最多だった。 日本人の海外旅行者数を押し上げたのは、韓国や台湾、香港など、近隣のアジア方面に出かける旅行者が増えたことにある。例えば、2018年の訪韓日本人は、前年比27.6%増の294万8527人(韓国観光公社)、訪台日本人も200万人強(台湾観光局)で前年より伸びている。 この数字から、「なぜ日韓関係がこれほど悪化しているのに、韓国を訪れる日本人が増えているのだろうか」と疑問を持つ人も多いに違いない。訪韓日本人の数は、2012年に過去最多の351万人となって以来、年々減り続けていたが、16年以降、再び増加に転じている。 その理由のひとつに、訪韓日本人の若年化があるようだ。年代別に見ると、以前は40代女性の数が最多だったが、16年以降は20代女性の数が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く