グローバル不動産企業を経て起業した株式会社WAKUWAKUのブランド「リノベ不動産」は、中古物件販売からリノベーションまでを一貫して提供するプラットフォームで、これまでにありそうでなかった新事業。現在は全国に200店舗以上にまで拡大しており、その勢いはとどまるところを知りません。代表取締役CEOの鎌田友和さんに、これまで新築が中心だった不動産業界で中古物件にビジネス的価値を見出した理由や、リノベーションまで担うことにした経緯、今後の不動産業界について伺いました。 業界都合で提供されていた画一的な住宅に違和感あり 13年間勤めたグローバル不動産企業では、通算5,000件以上の不動産取引を成し遂げたという鎌田さん ――以前、鎌田さんはグローバル展開する不動産企業に勤めていました。どうして退職して、今の会社を起業しようと思ったんですか? 鎌田友和さん(以下、鎌田さん):当時、僕が担当していたのは