ヤクルト春季キャンプ(3日、浦添)二塁でゴールデングラブ賞を獲得したことがあるベテランの田中浩が、シートノックで左翼に入った。山田の台頭で減った出場機会を取り戻すため、野球人生で初という本格挑戦だが、6度の守備機会を無難にこなした。 内野守備では一塁に入り、人一倍大きな声で練習を盛り上げ「チャンスがあればどこでもやるだけ」と決意を口にした。真中監督からは左翼の守備に「まあまあじゃない。試合で見てみたい」と及第点を与えられた。(共同)キャンプ日程へ
「もう同じ間違いはできない」-。ヤクルト・館山昌平投手(33)はそう口にした。昨年4月10日、自身4度目となる右肘の靱帯(じんたい)再建手術を受けた。野球人生で通算7度の手術を受け、肉体に刻まれた縫い跡は計151針。だがそのたびに、復活のマウンドに戻ってきた。不屈の魂を備え、苦しいリハビリに取り組み続ける館山に、2軍スタートとなる春季キャンプを目前にした決意を聞いた。(取材構成・佐藤春佳)
ヤクルトの真中監督や選手らが30日、キャンプを行う沖縄に入った。那覇空港での歓迎セレモニーで花束を受け取った新監督は「いよいよ始まるという感じ。緊張感が出てきた」と気持ちを新たにした。 2月26日までのキャンプでは紅白戦を行わず、技術力アップにじっくり費やす。練習内容は自主性を重視する意向で「周りに流されてやる人にいい選手はいない。うちには自立も必要なところ」と個々の意識改革を訴えた。(共同)
ヤクルトは28日、新人合同自主トレを打ち上げた。D1位・竹下(ヤマハ)がブルペンで捕手を座らせ、60球。自主トレ期間中、新人7選手のうち、5人が故障やインフルエンザなどで離脱したが、D4位・寺田(四国IL・香川)とともに完走した。新人は春季キャンプで2軍スタート。即戦力として期待される左腕は「1球1球丁寧に、力感も徐々に出していきたい」と1軍昇格へ意気込んだ。 (戸田)
右肩痛で昨季は出場がシーズン序盤の10試合にとどまったヤクルトのミレッジが28日、成田空港着の航空機で来日し「コンディションはいい。開幕に間に合う自信がある」と回復ぶりをアピールした。 昨年5月に米国に帰国して手術を受けた。実戦から遠ざかった分、筋力トレーニングに時間を費やし「全体的にレベルアップした自分を感じる。(打率3割、21本塁打を記録した)1年目のようにチームに貢献したい」と来日4年目の復活に自信を見せた。(共同)
5年目捕手のヤクルト・西田が26日、今オフに同期入団の山田が退寮したために空いた部屋(504号室)へ移ったことを明かした。3階からの引っ越しについて「山田の(昨季の)活躍にあやかろうと思って。僕も活躍できれば出世部屋になる」と説明。山田からは白いソファを譲り受けたという。昨季はプロ初本塁打をマーク。縁起をかついで正捕手を目指す。 (神宮)
ヤクルト・山田哲人内野手(22)が25日、今季、自身初の200安打達成へ『右方向への安打増』と『体重増』をテーマに掲げた。昨季は193安打を放って日本選手右打者のシーズン安打記録を更新。それでも山田は高みを目指す。 「右方向に打てればヒットゾーンが広がる。昨年は右方向への打球でいい感覚をつかみかけながら、つかめなかった」 193安打の方向別の内訳は左90、中58、右45。2月の沖縄・浦添キャンプで打ち込むのはもちろん、肉体改造にも着手していた。 元日の計測では体重70・5キロだったが、一日4食と2度のプロテイン摂取で、わずか2週間で約5キロの増量に成功。「体重を増やしたのは、右方向へ強い打球を打つためと1年間、試合に出続けるため」と狙いを説明した。昨季は約73キロでプレー。しなやかさにパワーを身につけたニュー山田がグラウンドで暴れ回る。 (吉村大佑)
日本ハムからFA移籍したヤクルト・大引啓次内野手(30)が22日、神宮外苑で自主トレを公開した。本拠地の施設を使っての初練習に当初は緊張気味だったが、居合わせた田中浩、雄平、西田とキャッチボールをしたりノックを受けると和やかな雰囲気に。 約1時間半、汗を流した大引は「ファイターズと似て明るく楽しく練習に取り組むチームというイメージ。2月1日から楽しみです。自分も積極的に声をかけていきたいと思うし、話しかけてくれるとうれしいですね」と新天地でのスタートに胸をふくらませた。 若いチームで、これまで選手会長や主将をつとめた持ち前のリーダーシップに期待が集まる。「意識しているわけじゃないが、プレースタイルがそういう形になっていけばいい」と大引。一方、打撃面ではチームメートになる山田、川端ら若手の好打者に対しても興味津々で「彼らが行ってきた練習方法や投手へのアプローチなども積極的に聞いていきたい」と
右肘靱帯(じんたい)断裂からの復帰を目指すヤクルト・館山昌平投手(33)が19日、埼玉・戸田市の戸田球場で“ブルペン入り”。捕手役の川端理広チーフトレーナーを立たせたままで26球を投げた。 右腕は12月中旬からハワイで自主トレーニングを行い、今月16日に帰国。常夏の島と日本では約20度の気温差があるため「きょうはブルペン入りというものではなくて、寒い中でどうかなと思って。気候も違うし、ゆっくりやっていきたい」と説明した。 リハビリに関しては1週間ごとのメニューを消化。「開幕(に間に合わせるとか)も全く気にしていない」とマイペース調整を続ける。
ヤクルトの真中満監督は18日、昨秋に左アキレスけん痛のために手術を受けたウラディミール・バレンティン外野手がキャンプに参加できない可能性があることを明らかにした。来日時期について「(経過は)順調との報告を受けているが、2月中は難しそう」と説明した。 昨季、バレンティンは慢性的なアキレスけん痛を抱え、112試合の出場にとどまり、4年連続の本塁打王を逃した。昨年10月に米国で手術を受け、実戦復帰まで6カ月と診断されていた。真中監督は3月27日の開幕戦での出場についても「見切り発車はしたくない」と慎重な姿勢を示した。(共同)
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