図1 アップルやグーグル、アマゾンやマイクロソフト、フェイスブックといった企業が、ネットとコンピュータが融合する時代のこれからを占うべく激しく競合している。 ことの始まりは、1990年代のなかば、PCの画面の中で起こったことだ。フューチャーウェーブ・ソフトウェアという会社が、画期的なアニメーションの作成ソフトとWebプラグインを作り、これをマクロメディアが買収して「Flash」となった。それまで、文字と写真がほとんどだったWebの画面に、ゲームのような滑らかさでイラストが動きだしたのだ。いわゆる「RIA」(Rich Internet Application)という、Webだけで立派なアプリが作れる世界になってくる。 やがて、「Flash MX 2004」というバージョンが登場して、アニメーションと一緒に動画までをも扱えるようになる。実のところ、2005年にスタートした「YouTube」のヒ