元の店(右のフェンス部分)を撤去後、市道上で営業を再開したたこ焼き店「大たこ」=25日夕、大阪・道頓堀 大阪・道頓堀で40年近く営業する有名たこ焼き店「大たこ」が市有地を不法占拠していた問題で、いったん屋台を撤去した同店が「移動式」にした新しい屋台を元の場所からわずか数メートル先に設置し、営業を継続していたことが25日、分かった。平松邦夫市長は「(怒りで)自分までゆでだこになりそうだ」と激怒、年内にも道路法に基づく行政代執行で屋台を撤去する方針を示した。 一方、同店の代理人弁護士は「移動式の屋台として営業許可も得ており、法律上問題はない。恒常的な設置ではなく、暫定的に置いているだけ」としている。 同店は平成18年、占有している市有地4・4平方メートルについて「20年以上占有しており、取得時効が成立した」として所有権の移転登記を求め提訴し、市が翌年反訴。最高裁が今年7月に不法占拠と認定し、市