タバコの葉を使いながら火は使わず、煙や灰も出ない「新型たばこ」を巡り、条例で路上喫煙などを禁止している自治体の対応が割れている。「他人への危害がない」などとして禁止対象としない自治体がある一方、「喫煙には違いない」と通常の紙巻きたばこと同様に扱うところも。改めて対応を検討する動きも出てきている。【久保聡】 新型たばこは火を使わず、専用器具を使ってニコチンを含んだ蒸気を吸う。タバコ葉を電子加熱したり、タバコ葉入りカプセルを通したりしてニコチンを摂取する商品がある。法律上は紙巻きたばこと同じ扱いで、たばこ税も課せられている。 2007年に条例を施行した大阪市は、繁華街や市役所本庁舎(同市北区)周辺などを路上喫煙禁止区域と決め、区域内の路上では喫煙や火のついたたばこの所持を禁止した。違反者への過料は1000円で、これまでに6000万円以上を徴収した。しかし、新型たばこは対象外だ。市の担当者は
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