夏までに予定している東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、中国が批判のトーンを強めている。日本が科学的に安全だと説明しても、受け入れる様子はなく、事態は政治問題化している。ただ、南太平洋で…
パナソニックが7~8月に募集した早期退職に、1千人超の社員が応募していたことがわかった。同社は人員削減が目的ではなく、来春の組織改革に伴い給与が下がる人が出る可能性があることなどを踏まえ、社員に選択肢を示したとしている。 ただ、楠見雄規社長は1日の会見で「パナが大きく変わっていくという説明が不十分だった。もう少ししっかりと説明ができていれば、活躍を期待していた人まで退職することにはならなかったと思う」と話し、手放したくない人材まで退社してしまったという認識を示した。 同社は来年4月から、持ち株会社の下に、八つの事業子会社がぶら下がるかたちになる。社員は原則、いま所属している事業を引き継ぐ子会社に移る。給与は子会社ごとに業界水準などを考慮して労働組合と決めるため、今より下がる社員も出る見込みだ。子会社間の異動のハードルも格段に高くなるとみられている。 そのため、「パナソニックという大企業への
朝日新聞社が15、16日に実施した全国世論調査(電話)で、来春の大型連休(GW)が10連休になることについて尋ねると、「うれしい」は35%で、「うれしくない」の45%の方が多かった。 男性は「うれしい」43%が、「うれしくない」40%より少し多かった。一方、女性は51%が「うれしくない」と答え、「うれしい」は28%にとどまった。 「うれしい」は若年層ほど多く、18~29歳は58%、30代は43%に対し、60代は25%、70歳以上は18%だった。職業別では事務・技術職層の51%が「うれしい」と答える一方、製造・サービス従事者層の「うれしい」は35%にとどまり、50%が「うれしくない」。主婦層では53%が「うれしくない」と答えた。
北海道北斗市の新たな象徴になるはずの「顔」がさえない。北海道新幹線開業に合わせて市が進めてきた新函館北斗駅周辺開発。企業向けに整備した商業用地は活用が半分ほどにとどまり、駅前ビルの物販・飲食スペースからは、営業不振などを理由に店舗の撤退が相次ぐ。 駅に隣接する市観光交流センター別館「ほっくる」には、様々なみやげ物店や飲食店が並ぶ。でも人影はまばら。「観光客はほとんど来ませんから……」。閑散とした店内を見回し、女性店員が嘆いた。 道南の魅力をアピールするスペースとして市がプロデュースしたが、今は空きスペースが目立つ。18店舗のうち、これまでに5店舗が撤退。後継テナントも見つからない状態だ。 「営業すればするほど赤字が膨らんだ。とても商売にならない。期待はずれだった」。今年2月に店を畳んだ会社の幹部は不満をあらわにした。 約500万円を投資して昨年3月に出店。がごめ昆布製品や酢入りソフトクリー
マンションの部屋で声優養成所の練習が行われ、平穏な生活を営む権利が侵害されたとして住民3人が大手声優事務所「青二プロダクション」(東京都港区)を相手取り、レッスンの差し止めを求めた訴訟の判決が19日、大阪地裁であった。梅本聡子裁判官は原告側の請求を棄却した。 判決によると、同社は大阪市淀川区のマンションの2室を「青二塾大阪校」の練習場として使用。声優や俳優を目指す塾生が、土日に朗読や演技などのレッスンを受けている。 梅本裁判官は、マンションの管理組合の理事会が事務所使用や騒音について組合の規約に違反しないと判断した点をふまえ、「管理組合や所有者全員でなければ差し止め請求はできない」と判断した。 そのうえで、建物が鉄道や道路に隣接して外部から相当程度の騒音があることなどから、「(レッスンの騒音の)不利益が受忍限度を超えているとまでは認められない」とも述べた。(畑宗太郎)
大手生命保険の定期保険を巡り、販売現場で「節税」がPRされ、金融庁が一部の商品設計を問題視している。同庁は6月に調査に乗り出したが、各社はなお同種の商品を拡充している。以前も節税目的の加入が目立った商品があり、国税庁が通達で事実上規制してきた。ただ最近は通達に触れない商品が売り出され、販売が過熱している。 問題となっているのは、主に中小企業経営者向けの死亡定期保険の一部。保障額は数億円で高額な保険料を支払う。経営者の死亡リスクに備えるのが目的だが、保険料支払いで利益を圧縮して法人税の支払いを減らすため、経営者らが加入するケースがある。 こうした保険は途中解約すると、払った保険料の多くは返戻金として実質的に戻る。役員退職金の支払いなどに充てれば、返戻金への課税額を減らせる。 定期保険に節税目的で入る例はかつてもあり、国税庁は通達で、保険料の一部を経費に算入できなくするなどしてきた。 そこへ昨
第100回全国高校野球選手権記念大会第15日は20日、甲子園球場で準決勝があり、第1試合の金足農(秋田)―日大三(西東京)の試合前、PL学園(大阪)OB桑田真澄さん(50)が「レジェンド始球式」に登板した。 「1週間くらい前からワクワクしていた。昨日は眠れないくらい。甲子園に育ててもらったので」と、この日を心待ちにしていた桑田さん。甲子園のブルペンで約60球。うち約15球は打席に人を立たせる万全の準備をしてからグラウンドに向かった。 大歓声に迎えられ、帽子を取ってあいさつをしてからマウンドへ。外角高めに投じた球は勢いよく捕手のミットに収まった。衰えを感じさせない速球に観客からは驚きの歓声。「ちょっと高かったかなと反省している」と桑田さんは苦笑いしながらも、「プロとしてプレーするのと高校野球は全く雰囲気が違う。甲子園は僕の原点。15、16、17歳でお世話になったことを思い出した」。 桑田さん
海水の代わりにしょっぱい温泉水を使ってフグを養殖する「温泉トラフグ」が、全国に広がっている。栃木県那珂川町で養殖が成功したことをきっかけに、「ご当地トラフグ」が次々と生まれている形だ。 福島県郡山市のレジャー施設「イワナの里」では、イワナの養殖池のそばに、直径4メートルほどの養殖水槽が八つ並ぶ。中ではトラフグが元気に泳いでいた。 7年前から養殖を始めたトラフグは、「イワナの里」を営む「のんびり温泉」のレストランや旅館の目玉商品。担当の尾高剛規さん(24)は「2千匹の稚魚を入れ、翌年から出荷できるようになる。うちの施設では夏でもフグが食べられるのが売りです」。 温泉でトラフグの養殖を最初に始めたのは、那珂川町の野口勝明さん(61)だ。故郷の活性化につながる観光資源を考えるなか、海水にも似ている、地元のしょっぱい温泉に目をつけたことがきっかけだった。「塩化物泉で海の魚が養殖できないかと考え、タ
東京都の府中市と葛飾区で今年度のごみ収集カレンダーが家庭に届かない事態が発覚した。市と区は未配布世帯からの苦情対応や謝罪に追われ、配布作業は今も続く。なぜこうした事態が起きたのか。 府中市、葛飾区とも配布業務を請け負ったのは新宿区内の業者だ。同社のホームページによると、1987年12月設立で、イベントの運営、プロモーション、ポスティングなどを業務とする。従業員は14人。 府中市では、今年度分を指名競争入札で、この業者が130万円で初めて落札した。市内12万3500世帯への配布は2月8日から約1カ月の予定だった。1世帯1部で、業者には12万7千部を渡した。 カレンダーは、燃えるごみの資源ごみなどの収集日や出し方を家庭に伝える重要な配布物だ。3月下旬から市に「届かない」という電話が鳴り始め、今月になって苦情が殺到。1万3千件以上にのぼるという。市は業者に残部を出すよう求めたが、業者は「ない」と
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