12 月 1 日、改正不正競争防止法施行が施行された。不正競争防止法については幅広い内容が含まれており、詳しくは経済産業省の不正競争防止法説明資料を確認していただきたいが、今回の改正で IT 業界的に影響がありそうなのは「技術的制限手段回避装置提供行為」と「ドメイン名の不正取得等の行為」だ。 まず「技術的制限手段回避装置提供行為」については、「技術的制限手段により視聴や記録、複製が制限されているコンテンツの視聴や記録、複製を可能にする (回避する) 一定の装置又はプログラムを譲渡等する行為」を提供することについて、下記の変更が行われている。 規制対象装置等の範囲の拡大規制対象装置の部品一式も規制の対象に追加技術的制限手段回避装置等の提供行為への刑事罰の導入1. についてだが、従来は「回避機能のみを有するもの」が規制対象だったのが、改正後は「回避機能とその他の機能を併せて有するもの」について