デサイーは、12歳の時にナントのユースチームに入り、24歳でマルセイユ入りしCL優勝。翌年ACミラン入りし、異なるチームでの2年連続となるCL優勝を果たした。1998年にはフランス代表として自国開催W杯を制覇。2002年の日韓W杯にも出場している 長友佑都のインテル移籍のニュースを耳にした瞬間、私は驚嘆し、昨年夏のデンマーク戦の勝利やアジアカップでの優勝以上に感情が高ぶった。 こんな気持ちは久々かもしれない。1993年11月、フランスのオリンピック・マルセイユからマルセル・デサイーが当時世界一のクラブだったACミランへと移籍した。その知らせを聞いた瞬間と同じ心境だったと思う。 今でもよく覚えている。そのとき私はセーヌ川沿いのアレクサンドル三世橋のあたりを車で走っていた。ナポレオンの眠るアンヴァリッドのドーム教会が右手に現れると同時に、ラジオのアナウンサーが陽気な声で短く告げた。「スポーツ―
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