5番ではなく、あえて3番を選んだ。 日米野球で侍ジャパンに選ばれた松田宣浩は、背番号を変えた理由を説明する。 「理由はね、いろいろあったんです。今まで付けたことがない番号にしたかったり。あとは、WBCで井端(弘和)さんが3番を付けて活躍されたじゃないですか。井端さんは大学(亜細亜大)の先輩なんでね」 チームスポーツの選手であれば、誰でも所属チームで背負う番号に愛着がある。実際、この日米野球でも多くの選手がチームと同じ背番号を選んだ。松田自身、2013年の第3回WBCで身につけたことからも分かるように、ソフトバンクに入団した2006年から身につけている5番を好んではいる。だが、先に述べた理由の「いろいろ」のなかには、特別な思いも含まれているのだ。 「やっぱり、サードでもそうですけど、『日本のナンバーワン』と言えば長嶋茂雄さんじゃないですか。最初はね、チームから『5番で』って言われたんですけど