宮崎県の口蹄疫問題で、同県高鍋町の薦田(こもだ)長久さん(72)の殺処分された種牛6頭について、農林水産省は7日、生きていた当時に感染していたかどうか確認する血液検査の結果、すべて陰性だったと明らかにした。 東京都内の動物衛生研究所の施設で、保存していた冷凍血液を検査した。 国は当初検査を拒否していたが、県の要請を受け、5日に検査することを表明していた。
大阪市内の府立高校で、家庭科の女性教諭(53)が自宅で作ったゴキブリ駆除用のホウ酸団子を職員室に持ってきたところ、女子生徒が誤って食べ、救急車で搬送されていたことがわかった。 教諭が冗談で「先生が作った特製クッキーよ」と話したのを、生徒が信じて口にしたという。同校は「言葉遣いに注意が必要だった」として教諭を指導し、保護者と生徒に謝罪した。 府教委や同校によると、教諭が21日朝、ホウ酸やうどん粉などを混ぜて作ったホウ酸団子(直径約2センチ)25個を職員室の床にまいていたところ、生徒が「これ何?」と質問。教諭が「特製クッキー」と冗談で答えて目を離した直後、生徒が机の上に残っていたホウ酸団子をかじって「まずい」とはき出したという。 生徒は同市内の病院に救急搬送され、胃洗浄を受け、現在は回復している。校長は「猛暑でゴキブリが異常発生して、教諭が薬局で購入したホウ酸で団子を作った」としている。ホウ酸
神奈川県警緑署は31日、ともに横浜市緑区に住む無職の男(21)と女(22)を、公然わいせつ容疑で横浜地検に近く書類送検する方針を固めた。 捜査関係者によると、男は、女に命じられ20日午前0時頃から約15分間、終電間際で人通りの多い同区のJR横浜線十日市場駅前などの道路約350メートルを全裸で歩いた疑い。通行人の通報で駆けつけた同署員が男を同容疑で現行犯逮捕し、その後、釈放していた。 2人は昨年1月頃から同居しており、女は、滞納していた家賃を男が払わないことに腹を立て「服を全部脱げ」「自転車の後をついて来い」などと男に指示。女が運転する自転車の後を全裸で歩かせた。男の服は自転車の前かごに入れていたという。 調べに対し2人は「ばかなことをした」などと反省しているという。捜査関係者は「前例のない事件。草食系男子が増えているというが、ここまで言いなりになるのは理解できない」と、あきれていた。
奈良県御所市のゴルフ場「秋津原ゴルフクラブ」が行った拡張工事で、国内最大級の古墳群である国史跡・巨勢山古墳群(5世紀中頃〜7世紀中頃)の一部が破壊されていたことがわかった。 文化庁はゴルフ場側に復旧を求めた。県警は文化財保護法違反(形状変更)の疑いがあるとみて、関係者らから事情を聞く。 巨勢山古墳群は、同市中央部に約700基の古墳が分布する群集墓。ほとんどが小規模な円墳で、古墳時代の豪族の墳墓とみられる。 市教委などによると、昨年11月、同古墳群の一部の土地を所有する同ゴルフ場が、史跡指定地外の練習場を拡張工事した際、史跡範囲内の山の斜面約5400平方メートルを重機で削り、少なくとも全長十数メートルの円墳4基を壊した。2基は半分程度が壊され、残りは2割程度が削られた。 同法では、史跡内の工事には国の許可が必要だが、ゴルフ場側は届け出をしていなかった。
【パリ=林路郎】AFP通信によると、地中海マルタ沖で4日、マグロ漁をしていたフランス船籍漁船の乗組員と、環境保護団体グリーンピースのメンバーが小競り合いとなり、グリーンピース側の1人が負傷した。 小舟で近づいたグリーンピースのメンバーが、漁船の網を引きずり下ろして、掛かっていたマグロを逃がそうとしたため、漁船の乗組員がもりで応戦。その際、グリーンピースのメンバーが足に負傷した。 地中海産のクロマグロは、約8割が日本向けに輸出されるという。
感染拡大が収まらない宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、県が揺れている。 特例で家畜移動制限区域外に避難させた主力級種牛に感染が判明した22日、東国原英夫知事は突然、いったんは殺処分にしたと説明していた種牛49頭がまだ生きていることを明らかにした。種牛として残すよう国に要望するという。防疫体制の確保か、宮崎牛ブランドの維持か。政府の対策本部は難しい判断を迫られそうだ。 東国原知事は22日、同県西都市に避難中だったエース級種牛「忠富士(ただふじ)」の感染判明を受けて記者会見し、主力の種牛6頭が特例を認められたように、49頭についても「協議の余地はないだろうか」と述べた。 知事は忠富士以外の5頭も感染の可能性があることに触れ、「このままだと宮崎県から種牛がいなくなる。49頭も遺伝子検査をするので、経過観察を認めてほしい」と厳しい表情で語った。 49頭はもともと忠富士など主力級6頭とともに、県
宮崎県内で被害が拡大している口蹄疫を巡って、農林水産省が最初の感染疑い例を確認した3週間前の3月下旬、同県家畜保健衛生所が、感染した水牛を診察しながら発生を見逃していたことがわかった。 同省などによると、同県都農町で水牛を飼育する農家から、かかりつけの獣医師を通じ、県家畜保健衛生所に「水牛が発熱している。牛乳の出も悪い」という連絡があったのは3月31日。 この日のうちに同衛生所の職員は立ち入り検査を実施し、4頭の水牛に発熱や下痢などの症状が出ているのを確認した。しかし、「普段の下痢」と判断して口蹄疫の可能性を疑うことなく、通常の風邪の検査をしただけで、同省にも報告しなかったという。 この水牛農家から南東に600メートル離れた繁殖牛農家では4月9日、口の中がただれた牛が1頭見つかった。同衛生所はこの時も口蹄疫と見抜けず、20日に「最初の感染事例」として発表した。このため最初の水牛についても2
【パリ=林路郎】パリ在住のフランス人デジタルテレビ関連技術者が、円周率を2兆6999億9999万けたまで計算し、世界記録の更新を宣言した。 筑波大学計算科学研究センターのスーパーコンピューターが昨年樹立した記録を塗り替えたことになる。 ホームページで新記録を公表したのはファブリス・ベラールさん。筑波大のスパコンが昨年樹立した世界記録は2兆5769億8037万けたで、ベラールさんはこれを約1230億けたも上回ったことになる。 また、ベラールさんが計算に使ったのはスパコンではなく、価格2000ユーロ(約26万円)以下の普通のデスクトップ型パソコン。2進法による計算に103日、検算に13日をかけたという。ベラールさんは、新たな記録をダウンロードするには、コンピューターのディスクに1137ギガ・バイトの空きスペースが必要だとしている。
ウィニー無罪 それでも大切な技術者の良心(10月11日付・読売社説) どんな技術も使い方次第だ。だが、悪用されないよう努めるのが技術者の良心ではないか。 インターネットを経由して映像などのファイルを交換するソフト「ウィニー」を開発した元東京大大学院助手が著作権法違反のほう助罪に問われた事件の控訴審で、大阪高裁は逆転無罪の判決を言い渡した。 1審の京都地裁は、ウィニー利用者の多くが違法コピー映像などを交換することを知りながら、ウィニーをネット上に公開したことがほう助に当たるとした。 高裁は、ほう助の範囲を限定した。1審のように悪用を知りながら提供しただけでは足りず、悪用することを「勧めて」ソフトを提供した場合に限るとした。 ネットを介した不特定多数へのソフト提供は、高裁判決が述べた通り「新しいほう助犯の類型」だろう。どこまで罪を問うべきか判断が分かれたのは致し方ない。 1審判決に沿うと、ウィ
「無料で遊べる」とうたう大手携帯ゲームサイトから高額な情報料を請求され、トラブルになるケースが相次いでいる。 5歳の子どもが親の携帯電話で遊ぶうち、10万円もの高額アイテムを購入してしまった事例も。親は電話料金に上乗せされた請求を見て初めて気付くことが多いという。国民生活センターは携帯電話会社などに対し、高額請求の場合は一時的に請求を止めて調べるなどの改善策を求めた。 山形県内の主婦(37)が、ソフトバンクモバイルからの請求金額が急増したことに気づいたのは今年5月。明細には「情報コンテンツ料 4万5150円」とある。小学3年生の長男(9)に聞くと、大手サイト「グリー」で自分の分身(アバター)を飾るアイテムを買っていたという。 ゲームは原則無料だが、アバターを飾ったり、ゲームを有利に進めたりするための特別アイテムは有料で、1点5250円するものもある。テレビコマーシャルでは「無料で遊び放題」
民主党の鳩山代表は7日午後、東京都内で講演し、日本の2020年までの温室効果ガスの削減目標(中期目標)について「1990年比で25%削減を目指す」と述べ、衆院選での同党の政権公約(マニフェスト)通りに実行する考えを表明した。 鳩山代表が中期目標について衆院選後に明言するのは初めて。民主党の公約の「25%減」には経済界から「省エネの進んだ日本には過大な負担。経済に悪影響を及ぼす」との強い反発が出ており、今後さらに論議を呼びそうだ。 鳩山代表は今月下旬の国連の会議で新政権の温暖化対策について表明する方針。この日の講演で鳩山代表は「(25%削減は)我々の政権公約であり、政治の意思としてあらゆる政策を総動員して実現を目指す」と明言した。さらに「我が国のみが削減目標を掲げても気候変動を止めることはできない。すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意が我が国の国際社会への約束の前提となる」と述べ、各
札幌南署は21日、札幌市中央区南9西7、会社員佐々木雄幸容疑者(50)を公職選挙法違反(選挙の自由妨害)の疑いで現行犯逮捕した。 道警によると、今回の衆院選で、同法違反容疑の逮捕者が出るのは道内で初めて。 発表では、佐々木容疑者は21日午後0時55分頃、自宅近くで街頭演説中だった候補者の男性運動員(66)からマイクをつかみ取り、拡声機を通じて「うるさいんだ」と大声でどなって演説を妨害した疑い。 運動員らは当時、幹線道路沿いで拡声機を使って演説をしていた。調べに対し同容疑者は、「家で食事をしていたが、演説がうるさくて腹が立った」などと話しているという。
2日午後2時20分頃、北海道安平町追分春日のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」で、プレーをしていた札幌市北区新川西3の4、無職合掌(がっしょう)貴恵さん(38)が、フェアウエーを歩いて移動中に突然、直径約2メートル、深さ約5メートルの穴が開き、転落した。 合掌さんは助け上げられたが、間もなく死亡が確認された。 苫小牧署の発表では、合掌さんは夫と子供2人の計4人でゴルフ中だったという。 同署で穴ができた原因を調べている。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での疲れから、先月30日に軽い目まいを訴え、3日間全体練習を休んでいたが、前日に医者の診断を受けた結果、胃潰瘍(いかいよう)ができていたことが判明したため。復帰は、早くても4月15日のエンゼルス戦(シアトル)となる。 マリナーズの発表によると、今は潰瘍の出血は止まっているが、医者から運動を制限することを指示されているという。このため、15日間の故障者リスト(DL)に入った。DL期間は3月31日から適用されるが、少なくとも開幕から8試合を欠場することになった。 イチローはWBCの決勝で優勝を決める殊勲打を放った3日後の3月26日にチームに合流。オープン戦には4試合出場し、12打数5安打していた。しかし、30日の試合で軽い目まいを訴えて早退した後、3日間練習を休んでいた。
性教育判決 過激な授業は放置できない(3月16日付・読売社説) 東京都議の言動に行き過ぎた面はあったかもしれない。しかし、政治家が教育現場の問題点を取り上げて議論し、是正していくこと自体は、当然のことと言えるだろう。 都内の養護学校の教員らが、学校を6年前視察に訪れた都議から不当な非難を受けたと訴えていた裁判で、東京地裁は3人の都議と都に対して損害賠償を命じた。 養護学校では、性器の付いた人形を性教育の教材として利用するなどしていた。都議らは教員に向かって「感覚が麻痺(まひ)している」などと批判した。 判決は、都議が教員の名誉を違法に侵害したと認定した。 改正前の教育基本法が禁じた、「不当な支配」にも該当し、現場に職員がいながら制止しなかった都にも賠償責任があるとした。 だが、都にそこまで教員を保護する義務があったのだろうか。 当時は、「男らしさ」や「女らしさ」を否定するジェンダー・フリー
【リオデジャネイロ=小寺以作】世界最大のカトリック人口を抱えるブラジルの北東部ペルナンブコ州で、義父に強姦(ごうかん)され妊娠した少女(9)が今月初旬、中絶手術を受けたところ、カトリックの大司教が、中絶に同意した少女の母親と担当医らを破門した。 医師側は「少女の命を守るため」と反論、大統領も巻き込んだ大論争となっている。 地元紙によると、少女は同居する義父(23)に繰り返し性的暴行を受けていた。2月下旬に腹痛を訴えて母親と病院に行くと、妊娠4か月と判明。医師は、少女の骨盤が小さく、妊娠を続けると生命にかかわると判断し、今月4日に母親の同意を得て中絶手術を行った。 ブラジルでは、強姦による妊娠と、母体に危険がある場合、中絶は合法だが、ジョゼ・カルドーゾ・ソブリーニョ大司教は「強姦は大罪だが、中絶はそれ以上の大罪」と述べ、教会法に基づいて医師らを破門。これに対し、ルラ大統領は「医学の方が正しい
虐待を受けた児童の保護を巡り、児童相談所(児相)の職員が保護者から暴言や暴行を受けるケースが2006年度に全国で140件に上り、記録のある1998年度の5倍以上に増えたことが厚生労働省の外郭団体「こども未来財団」(東京都)の調査でわかった。 暴力をふるわれたり刃物で切りつけられたりするケースも起きている。虐待家庭への立ち入り調査権など児相の権限が強化され、親とのトラブルが急増していることが背景にある。 「何で家に帰せないのか」。昨年10月、佐賀県中央児相の相談室で虐待やネグレクト(育児放棄)を受けたとして施設に入所する中学3年女児の母親(40歳代)が児童福祉司など職員3人に声を荒らげた。 女児が施設を退所するかどうかの相談中で、母親は「娘と一緒に暮らしたい」と申し出たが、女児が拒否。職員が「(女児の)意思を尊重したい」と伝えると、母親は突如、机やドアをたたいて怒りをあらわにし、職員に殴りか
奨学金の貸与事業を行う独立行政法人「日本学生支援機構」は5日、奨学金の返済を3か月以上滞納した卒業生の氏名などを、今後、債務情報を管理する個人信用情報機関に登録すると発表した。 同機構は11月25日に情報機関に加盟。現在の奨学生や来年度から奨学金を受ける学生らから、順次同意書を集め、2010年4月から登録する。同意しない学生は、奨学金を受け取ることを認めない方針だ。 昨年度末現在の奨学金滞納額は660億円。将来的に回収不能の恐れのある債権は2253億円に上っており、同機構が設置した有識者会議が延滞者の多重債務化防止のため、信用情報機関への延滞情報提供を求めていた。
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