文部科学省は20日、小中学校の男子生徒にも女子用スクール水着を着用させるよう、都道府県・指定都市教育委員会を通じて、各校に通達した。文科省は「風紀および衛生上の理由」としているが、東京電力の福島第1原発事故による放射線の影響ではないかとの保護者からの問い合わせが、各地の小中学校に殺到。文科省は放射線の影響を否定している。 現在、小中学校で使用されている男子用スクール水着は、局部を覆うだけのパンツ1枚のみで、へそや乳首など上半身が露になっており、成長過程における男女の性意識を過度に高める恐れがあるとして、長らく問題視されていた。 今月15日には、福岡の中学校で「乳首を人前で見せるのが恥ずかしい」との理由から、水泳の授業を中止させるため、プールに明太子約70キログラムを投げ込んだ中学3年の男子生徒6人が、威力業務妨害容疑で書類送検される事件が起こるなど、男子生徒の精神的苦痛も大きい。また、子ど