中高年層の娯楽というイメージが強い麻雀に、ブーム再来の兆しが見えている。きっかけはネット。それまでのPC用(ブラウザ)ゲームだけでなく、急速に拡大したスマートフォン市場にも適応し、アプリで楽しむ若年層が増加している。また、タレントやスポー選手だけでなく、最近になって企業の社長や経済評論家といった知識人が楽しんでいることでも話題になった。一方で、リアルに牌を使って楽しむ麻雀店は苦戦続き。ブーム再来のカギは“脱ギャンブル”と“リアルとネットの連動”にありそうだ。 ◇リアルは減少、ネットは増加 かつてはサラリーマンの嗜みのひとつとも言われた麻雀。だが、ファンが多かった団塊世代が退職、仕事仲間で卓を囲むシーンが激減した。1人で来店し遊技する「フリー」もあるが、ギャンブルというイメージ、初対面の人と対戦するという難しさから、新規客獲得に苦しみ、閉店するところも多い。 ところがネットは活況だ。ゲ