事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学 作者: ターリシャーロット,上原直子出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2019/08/11メディア: 単行本この商品を含むブログを見る事実では人の行動は変わらないという。議論をしたときに「これこれこういう事実がある」という主張をしても相手の意見が変えられなかった、ということは多かれ少なかれみな体験しているものではないだろうか。たとえば、アメリカではワクチンを摂取することで知的障害などが発生するリスクがあるというデマが拡散して、そのせいで百日咳やおたふく風邪が今更蔓延するというアホくさい状況が発生している。 ワクチンによって知的障害リスクが上がるのは完全にデマなので、科学的な事実の啓蒙を行えばいいでしょ、と思うかもしれないが、実はこれには全然効果がないのである。ある実験では反ワクチン思想を持つ親を集め、麻疹にかかった子どもの痛まし
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人間は外国語で考えたほうが理性的で選択を間違えない…シカゴ大学の研究結果 物事を考えるときに、我々はどうしても先入観や癖に左右されやすく、これを何とか取り払うことができないかという研究が進められています。 シカゴ大学の発表によると、母国語よりも第二言語で考えるほうが、より理性的な判断ができることが判明したそうです。 BPS Research Digest: We think more rationally in a foreign language シカゴ大学の研究チームは、人間の思考に言葉がどのように影響を及ぼしているのか、心理学の見地から調査を行いました。 その結果、外国語(第二言語)で考えた人々のほうが、先入観や癖に影響されずに答えることができたそうです。 まず最初の実験では参加者に以下の情報が与えられました。 「60万人が死ぬかもしれない病気にかかっています」 この状況に対して、2
99u:あらゆる批判を回避する方法がひとつだけあります。何も言わず、何もしないことです。しかし、批判を避け続けていれば、いつか道を誤ってしまいます。 前進とは常に摩擦と出会うことです。どんなに立派な作品も、批判を避けては通れません(また、そうであるべきです。批判はあなたを磨いてくれます)。しかし、ある研究によると、批判者の中には本質的に有害な人たちがいるのだとか。一部の人は本質的に「何でも嫌う人」たちであり、欠点ばかりに目を向けるのだそうです。『Journal of Personality and Social Psychology』で発表された研究で、研究者たちは、被験者が未知のトピックに対してどんな反応を示すかを調べました。 その結果、被験者の一部に明らかにある傾向が認められました。予備知識の全くないトピックを見せられたにもかからわず、また、その日の気分に左右されないために、同じ被験者
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