試合直前の悲劇 首都アブジャのショッピングモールで爆弾テロが発生(6月25日) Afolabi Sotunde-Reuters 4月に270人以上の女子生徒を誘拐したナイジェリアのイスラム過激派組織ボコ・ハラムはこのところ、イラクをはじめとする他の国際ニュースの陰に隠れて一時ほどの注目を集めていない。だが彼らの残忍な行為は止むどころか、むしろ激しさを増している。 6月25日には首都アブジャのショッピングモール付近で大きな爆発があり、少なくとも21人が死亡。犯行声明は出ていないが、ボコ・ハラムの犯行との見方が強い。 爆発が起きたのは、サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の1次リーグで、ナイジェリア代表チームがアルゼンチンと対決する試合の開始1時間前。事件現場のショッピングモールでは、大型スクリーンで試合のテレビ放映が行われる予定だった(ナイジェリア代表チームはこのゲームに敗れたが、グ