TL;DR 正しく設計するとキャパシティは常にカツカツになる これはpyspaアドベントカレンダーの8日目の記事です。前日はShibukawaさんです。 世はクラウド時代、ソフトウェアはひとたび作られたら何億回実行されても摩耗するものではないので、どんな間抜けなロジックであろうと動く以上は別のどこかで瑕疵が出てくるまで使い倒されるのは日常茶飯事である。 サービスを負荷の前提の上に定義する クラウドより前の時代においてサービスを支えるマシンは「ロードアベレージが1.0を超えてなければとりあえずOK、超えたらマシンを増やして負荷を分散する」というノリのベストプラクティスがよく言われていたがそれはサーバ資源の確保にそれなりに時間がかかる時代の常識であって、クラウド時代でサーバは分単位で確保できるようになった。 クラウドの利点としてその即時的なスケーラビリティが常套句として使われて久しいが、これは