4月から放送される日中協力制作のフルCGアニメ「トレインヒーロー」(テレビ東京系)のコンセプトやキャラが同局で放送していた「超特急ヒカリアン」(1997~2003年)に丸かぶりだと話題になっている。 「トレイン――」は中国のアニメ制作会社「カーロンアニメーション」が作画などを担当。登場する電車のキャラがロボットに変身するなどの基本的な内容が「ヒカリアン」と同じで、絵のタッチも似ていることから“パクリ”疑惑が浮上したが、本家のテレ東がパクリにひと役買っているとは考えられない。 テレ東のアニメ関係者は「確かに基本コンセプトは似ている」としたうえで、「以前『ヒカリアン』がコピーされて中国で放送されそうになったこともあったが、今回はビジネスとして構想などもきちんと話し合っている。空前の高速鉄道ブームの中国市場で受け入れられるものが、たまたま鉄道だっただけ」。 両社は11年1月に協力制作を契約した。