フィリップ モリス インターナショナル(PMI)が、20年の歳月と20億ドル(約2000億円)という巨費を投じて開発した「IQOS」を、世界に先駆けて日本の名古屋で試験的に販売した。 以来、愛煙家の注目を集め、9980円という高額な商品であるにもかかわらず飛ぶように売れている。そのIQOSを巡る開発物語を前回ご紹介した。後編となる今回は、PMIはなぜ日本で最初に発売したのか、たばこの害を徹底的に削減する取り組みなどをお伝えする。 PMIが狙う「ハームリダクション」 IQOSは喫煙による健康リスクを大幅に低減する可能性があるわけだが、だからといって喫煙が奨励されるわけではない。PMIも、IQOSは喫煙習慣を奨励するものではなく、あくまでたばこがやめられない人のためのものであることを強調している。 PMIは、IQOSを含むRRP(Reduced Risk Products:リスクを低減する可能
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