【11月29日 AFP】図は、産業革命(1840年)以降のCO2排出の国別割合を示した表(主要国のみ)。(c)AFP <ニュース解説画像一覧へ>
世界各国の二酸化炭素(CO2)排出量を調べていて、一つ驚いたことがある。まだまだ少ないだろうと思っていたインドのCO2排出量が、このところ急速に増えてきているのだ。統計によっては、日本の排出量を上回ったことが示されている。 例えば今年9月27日に、世界各国のCO2排出量を推測した「グローバル・カーボン・プロジェクト 」の統計。これによると、しばしば報じられているように、すでに中国が米国を抜いて世界最大のCO2排出国になったことが改めて示されている。しかし、それは、ここ1年ほど言われていたことで驚かない。 驚くのは、インドがこれまで多くの統計で世界第3位のCO2排出国とされてきたロシアを抜いたとされる点。それまでの統計では、第3位がロシア、第4位が日本、そして第5位がインドとなっているものが多かった。そのインドが、日本とロシアを抜いて一気に世界第3位の排出国になりつつあるというのだ。 数年前
2005年2月16日には地球温暖化防止のための京都議定書が発効し、世界各国は地球温暖化ガスの本格的な排出削減を迫られた。 地球温暖化ガスであるCO2の排出量について各国の指標を図録化した。取り上げた指標は、各国の対世界シェアと人口1人当たりの排出量である。 世界の国の中で排出量が最も多いのは、今や、中国であり、世界の30.2%と約3割を占めている。第2位は少し前まで首位であった米国の13.6%である。第3位はインド、第4位はロシアとなっている。日本は、世界第5位、先進国の中では米国に次ぐ第2位である。 人口1人当たりの排出量は、先進国の中では、カナダが15.4トンで最も多く、オーストラリア、米国、韓国が、それぞれ、15.3トン、14.7トン、11.8トンで続いている。 これらの国は、韓国を除くと、人々が自動車で移動する割合が世界の中でも最も高い国として知られる(図録6370、図録6375参
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